議員辞職勧告について、私の見解
議員辞職勧告についてのご報告
昨年9月、私に対する議員辞職勧告が可決されました。市民の皆様には、お騒がせしたことを心より
お詫び申し上げます。
しかし、この決議は誤った事実や認識に基づいており、私には十分な弁明の機会も与えられず、一方的に決定された不当なものであります。さらに、本件についてSNSでの発信することを自粛するという事実上の制約が課せられ説明の機会を奪われていました。
しかし、議員としての説明責任を果たすため、議会基本条例絵4条3項に基づき、ここで事実関係をご説明いたします。
・・ことの始まり・・
議会は、本来、行政を監視する立場にあります。しかし、千葉市が提出した議案に対する賛成討論の原稿を、市側が作成し、自民党や立憲民主党などの議員13人(合計15件)に提供し、これらの議員がそれをほぼそのまま読み上げていたことが報道で明らかになりました。
これに対し、多くの市民から「癒着ではないか」との疑問の声が上がり、私は千葉市と議員の癒着をなくすことを目的とした請願に協力をしました。この請願には多くの市民の賛同を得て署名も集まりました。
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しかし、この請願の代表者に対する圧力とも取れる言動があり、やむを得ず代表者を変更することになりました。そこで、別の要望書で協力していたA氏に、請願の代表者になることをお願いしました。この方には、すでに請願の内容を説明し、賛同を得ていたので、代表者になることの承諾と代理署名についての同意を得て、請願書を提出しました。
結果として、請願は否決されましたが、市民の関心は高く傍聴席は満席になりました。
・・辞職勧告までの経緯・・
しかし、請願提出の当日、中立であるべき議長が自らこの代表者の自宅を訪問し、請願の内容を知らないとする書面を持ち帰りました。代表者が急に態度を変え、請願について知らないと発言したため、私は文書偽造の疑いをかけられることになりました。(後日、ご本人は、別の要望書と取り違えて承諾したと説明されています。)
その後、私は代表者から承諾を得ていたことを説明しましたが、非公開の幹事長会議において、一方的に文書偽造であり、自作自演だと断定されました。また、偽造ではないことの証拠もありましたが、提出を認められませんでした。
採決の際には、法令で保障されている反対討論も、採決後の弁明も、理由も示されないまま議長により却下され、弁明の機会が一切与えられないまま議員辞職勧告が可決されました。
さらに当面の間、議会での質問や討論および委員会視察の自粛、役職解任、この件についてSNS等での発信禁止、を言い渡されました。特に発信禁止には、期限の定めもなく、自粛との文言もありません。
議会運営委員会で私の説明が不足していたことで、混乱を招いたことは申し訳なく思っています。代理署名は法的に有効であるため、自署に含まれるのとの認識があったため、署名は自署であると回答しましたが、この点はもっと丁寧に説明すべきだったと反省しています。
しかし、文書偽造や自作自演といった指摘は全く事実無根であり、法律的にも文書偽造は成り立ちません。適正な手続きを無視した決議による議員辞職勧告は極めて不当なものであると考えております。
・・12月議会での質問について・・
市民の声を市政に反映させることは議員の責務の最たるものです。質問の自粛という不当な制約によりその責務を果たせないことは、到底受け入れられないと考え、12月議会で質問を敢行しました。
質問の数日前には議長や他の議員から質問の自粛を強く求められ、質問の際には自民党、立憲民主党、公明党、日本維新の会がボイコットしたため、議会は一時中断しました。
しかし、私は質問を続け、地域の課題解決につながる回答を引き出しました。
今回の議員辞職勧告決議は、私個人の問題にとどまらず、議会の透明性や民主主義の根幹に関わる深刻な問題を含んでいると考えています。今後もどのような圧力があろうとも、市民の皆様の声を届け、市政を変えていくために行動し続けてまいります。