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ウイグル人等の自由・人権を抑圧する中国政府に対する意見書が可決されました。

私たち新会派「自民党・無所属の会」が提出したウイグル人等の自由を守る意見書が可決されました。ただ、今回は令和元年12月17日に全会一致で決議した「香港の自由」とは異なり、自民党千葉市議団と公明党の反対がありました。ここに会派による賛否と、意見書の内容をコピペします。

賛成
自民党・無所属の会(提出者)
立憲民主党、
共産党、
市民ネット
計 28名

反対
自民党千葉市議団、
公明党

計 20名

意見書の内容は下記のとおりです。

中国政府によるウイグル人など少数民族への抑圧や香港での人権侵害が続いている。国際連合人権理事会は、中国政府に対して人権活動家の拘束をやめることや、ウイグル人等の少数民族の権利を守ることを求める勧告を採択している。中国政府は国際連合安全保障理事会の常任理事国という責任ある地位を占めるのであれば、これらの勧告を初め、国際社会の声に真摯に耳を傾け、新疆ウイグル自治区の人権状況について透明性のある説明をすべきである。また、香港の「一国二制度」、「高度な自治」という約束を守り、その人権状況を早急に改善すべきである。
人権は普遍的価値であり、国際社会の正当な関心事項である。本市においては、基本構想の中で「人間尊重」を基本理念として掲げ人権を重視している。また、グローバルMICE都市として、積極的に国際会議や展示会等の誘致に取り組んでいる本市は、中国国内に2つの姉妹・友好都市を有するとともに、千葉市民が多く在留していることから、隣国での人権問題に関心と懸念を抱いている。
中国の人権侵害には、ともにG7を構成する国々が加盟する欧州議会や、米国議会等の取り組みに倣って、国連憲章と国際法の遵守を迫る国際世論を高め、外交的に包囲していくことが重要である。
よって、本市議会は国に対し、国際社会との連携の上、中国において、国際社会における普遍的価値である自由、基本的人権の尊重及び法の支配が保障されるよう働きかけることを強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和3年6月23日
千 葉 市 議 会